今回は「ESCAPE R3」のシフトケーブルを交換しました。シフトケーブルといっても交換したのは、アウターワイヤーだけでインナーケーブルは交換せず元の物を使っています。
今までRulerというメーカーのシフト用アウターワイヤーを使っていましたが、アウターワイヤーが重なるところの被覆が摩耗し金属製の針金が見えてきたので交換することにしました。ちなみに、Ruler製アウターワイヤーは他社のものに比べ被覆の樹脂が硬く薄く感じましたが、走行距離でいうと約2500kmくらいはもってくれました。メーターあたりの単価が安く、満足いく品質だったのでコスパは良かったのですが、今回はお試しに違うメーカーのシフトケーブルを探すことにしました。
そして今回購入したアウターワイヤーは、近所のアルペンスポーツで見つけた「TIGORA(ティゴラ)」という自社ブランドのシフト用アウターワイヤー。商品名は「アウターワイヤー(変速用)」となっています。2mで500円(税抜)とお手頃価格で入手できました。
商品詳細は「外径4mm・長さ2000mm・エンドキャップ8個付」となっています。アウターワイヤーの外径は確かに4mmですがエンドキャップを取り付けるとキャップの厚み分がプラスされ5mm近くなるので注意して下さい。
さっそく「ESCAPE R3」に長さを合わせてカットしようと思ったのですがワイヤーカッターが見つからず、電動サンダー(ディスクグラインダー)で切断しました。
切断する長さをガムテープでマーキングして切断しますが、切断には少しコツが必要でした。ゆっくり切断すると被覆が熱で溶けてしまうし、早すぎると切断面が乱れるので刃の送り加減が難しい。
切断できたらサンダーやヤスリで面を整え、インナーケーブルを通す穴も千枚通しなどで整えておきます。ワイヤーカッターが無くても電動サンダーを使ってキレイに切断する事ができました。面を整える手間を考えたら専用工具のワイヤーカッターの方が断然いいです。あくまで無かった場合の代用として切断可能な程度と思ってください。
ちなみに「ESCAPE R3」の純正で装着されていたシフトケーブルのアウターワイヤーの長さについて記録しておきます。実測値なのでメーカーの基準値とは若干違うかもしれませんが参考までに載せておきます。
- シフター側の2本:38mm
- リアディレイラー側1本:17mm
※上記数値は、いずれもエンドキャップ込みでの長さです。エンドキャップは製品により挿し込み深さが異なるので、それを考慮して両端にキャップを付けた状態で上記の長さとなるよう調整してください。
整備時積算距離:11309km