シティーサイクル(通称ママチャリ)のブレーキワイヤーが切れてしまったので、ダイソーのブレーキワイヤーを使って交換しました。この商品のパッケージには「一般車用」と記載され、その上には小さく英語表記で「For City bicycle」とも記載されています。
そのためロードバイクやクロスバイクなどのスポーツタイプの自転車には、サイズ等が合ったとしても使用できないという事ですね。おそらく強度や耐久性の面から「一般車用」と限定しているのだと思います。
さっそくパッケージから取り出したブレーキワイヤーを見てみます。インナーケーブルとアウターワイヤーがセットになった商品で、アウターワイヤーの片側(タイコ側の末端)にはエンドキャップが通してあります。
上の写真はインナーケーブルとタイコの接続部分です。外観上はメーカー製の商品との違いは見つかりません。
さっそく自転車に取り付けてみましたが、もちろん何も問題なく取り付ける事ができました。取説には書いていませんが、今回は錆止めのためにインナーケーブルを一度アウターワイヤーから抜き取り、インナーケーブルに薄くグリスを塗ってから取り付けました。
こちらは自転車購入時から一度も変えず、切れてしまった古いインナーケーブルです。ケーブルの素線が一部だけタイコに繋がっていますが、大半が引き抜けてしまっています。このようになる前に、定期的に交換するのが望ましいですね。
最後にココからは余談になりますが…。ブレーキワイヤーの呼称について、「ブレーキワイヤー」と「ブレーキケーブル」の両方ともよく見かけますが、どちらが正しいのか疑問に思い少々調べてみました。
ケーブルというのは、英語のcableが語源とするのなら金属や繊維などを撚り合わせたものという事になります。ワイヤーというのは、英語のwireから単線の針金や配線などの事になります。このことから、ブレーキの心線(インナーケーブル)はケーブルと呼び、外皮(アウターワイヤー)はワイヤーと呼んで良いのではないでしょうか。
ほかの使い分け方に、何かを制御する線に関して機械的に制御する方はケーブルを使い、電気的に制御する方はワイヤーなんて使い分けを聞いたことがあります。その法則だと、一般的な自転車のブレーキは、ブレーキケーブルと呼ぶのが正しい事になりますね。