「石小屋ダム」に着くと他のダムとは一風変わった外観で、大きな自然石で覆われたナチュラルな外観です。発電所(愛川第二発電所)と併設された利水放流施設の副放流口からは、水が勢いよく出ていました。
そのまま宮ケ瀬ダムの方へ歩いていきます。新石小屋橋からダムに向かって右側に見える山肌の紅葉が美しい。この日は宮ケ瀬ダムの利水設備も利水放流していました。
石小屋ダム側の放流より水の勢いが強いです。でもこの水の出ている放流口は副放流菅で、その左側に写っている大きい方の穴が主放流菅です。
メインの放流菅のカットモデルが展示されています。とても大きく肉厚な管材で、溶接の跡が綺麗なことに感動しました。
ダムのそばまで寄るとその大きさにびっくりするのと同時に、思っていたより斜度があるせいか威圧感がすごい。
当初は無料で運行されているエレベーターでダムの天面に出る予定でしたが、エレベーターおよびダム内通路が立入禁止になっていた為、急きょ有料のインクラインに乗る事になりました。料金は大人が往復500円(片道300円)で6~10分間隔で運行されています。
宮ヶ瀬ダムには何度も来ていますが、インクラインに乗るのは初めてです。思っていたよりも眺めがよくお勧めです。まだ乗っていない方は片道だけでも乗ってみて損は無いですよ。ちなみに、このインクラインの車両は2両ありお互いにロープで繋がっていて、片方が登ると同時に一方は降りてきます。
インクライン中盤からのダムの姿には、圧倒されるほどの迫力を感じる事が出来ます。そして周囲の山々の紅葉の色づきが最高でした。最後に宮ケ瀬ダム利水放流設備からの放流の様子です。
愛川第一発電所前に架かる橋に立っていると、放流の水しぶきで全身が濡れてしまうほどの水しぶきを上げていました。