まずは靴紐を自分のお好みの長さに切ります。ちなみに市販品のハットストラップはどのくらいの長さなのか気になったので調べてみると、左右が繋がった1本の製品でおおむね60cm前後でした。今回は左右に分けたいので、片側30cmとして折りシロ含め32cmで切断しました。切断した末端はホツレ防止のため接着剤を塗っておきます。
末端部分は接着剤が乾いたら、写真のように輪っかにして糸で縫い付けます。この時にあまり頑丈に縫わないのが重要なポイントです。帽子や紐が何かに引っ掛かった時に、首に力がかかる前に切れる程度の縫製にしてくださいね。
帽子への取り付けはこんな感じです。ハットストラップが付けられるように帽子側にもループがあります。ループの無い帽子には後付けでループをつけるか、ストラップにクリップを取り付けてください。ストラップに付ける樹脂製のクリップも100円ショップの手芸用品コーナで入手可能です。
左右両側に紐を通して長さを調整するストッパーをつければ完成です。洗濯する時には取り外して洗って干した方がよく乾くし壊れないと思います。最低でもストッパーは外しておかないと内部のスプリングが錆びてしまいます。
最後に重要な注意ポイントです。
この方法で造ると縫製こそ弱くしていますが市販品のような安全装置が無いため、危険回避が難しいお子様の帽子に流用するにはリスクがあり不向きです。ご自身でも心配だと思う方は安全装置を取り入れて作成してくださいね。