「ALTUS RD-M310」のプーリーを交換しました。

2022年11月28日

ESCAPE R3 自転車ギア

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「ESCAPE R3」に装着しているリアディレーラー「ALTUS RD-M310」のプーリを交換しました。このパーツを交換した理由は、ここのところシフトチェンジ後のタイミングでリアスプロケットから「ガチャンッ」という異音の発生と共に、変速が上手く出来ていないと思われる感覚がペダルに伝わってきていたからです。

幸いにも「ALTUS RD-M310」のプーリーはネジで固定されているタイプなので交換作業は簡単に行うことができ、シマノ純正の交換部品についてもガイドプーリーとテンションプーリーのほかワッシャーやボスがセットになった「RD-M310 GUIDE/TENSION UT」という一式で販売されていました。Amazon(SHIMANO ガイド テンションプーリーセット RD-M310)などでも見つける事ができると思いますが、今回は送料のかからないヨドバシの通販で購入しています。

「RD-M310 GUIDE/TENSION UT」

こちらが、注文して取り寄せた「ALTUS RD-M310」のプーリーセットです。写真のようにガイドプーリーとテンションプーリーのほか、それぞれに対応するワッシャーとボスがはいっていました。ワッシャーは大きさと表面の加工、ボスは長さが異なり取り違えに注意です。さらにテンションプーリーについては、歯が対称な造りではなく扁平していますので、回転方向に決まりがあり取付向きがあるようです。

交換作業は、フロントとリアのギアをどちらも小さい側にかけてチェーンの張りを最小にしておくと作業性が良いです。フレームに汚れや傷が付くのが気にならないのであれば、チェーンをフロントのギアから外しておくと更に作業がしやすいです。

前述のとおりテンションプーリーには向きがあるようなので、最初に付いていたプーリーの向きと同じ向き(歯車の柱部分の肉抜きがある方を裏、Shimanoの刻印がある方を表)に取り付けました。ガイドプーリーについては歯の形状から向きは無さそうでしたが、もとから装着されていたプーリーと向き(プーリーの中心寄りにあった樹脂形成時の窪みを裏)と同じように取り付けました。

ちなみに取り付けネジについては、今回の一式「RD-M310 GUIDE/TENSION UT」に含まれていないため、もとから付いていたネジを再使用しました。このネジについては、ガイドプーリー用(M5×15.5)とテンションプーリー用(M51×17)はサイズが異なりますので混同しないように注意してください。そして、メーカーのディーラーマニュアルのプーリー交換の手順を参照したところ、締め付けは3mmの六角レンチを使用し、締め付けトルクは2.5~5N·mと記載されていました。ただし、この数値は新品の部品を使った場合の基準値だと思われますので、今回は締め付け具合を確かめながら締め付けました。また、マニュアルには指示されていませんでしたが、ネジの緩みを予防するためネジロック(取外し可能タイプ)を僅かに塗布して締めました。

約5,200km走行の「RD-M310」のプーリ一式

そして、こちらが取り外した古いプーリーの一式です。このディレーラーに取り換えた時の走行距離が12,324kmだったので、およそ5,200km走行しています。歯の部分やボスおよびプーリーの受け部分の摩耗について、距離相応の摩耗は有るものの変速機能に影響を与えるほどには感じませんでした。

整備時積算距離:17,526km

追記:プーリーを交換してもリアスプロケット周りの不具合が解消されなかったので、もう少し詳しく原因を探ってみました。すると、リアスプロケットの3速と4速の位置にチェーンが掛かっている時に、ペダルを強く踏み込むとチェーンがスプロケットの歯から滑ってズレる現象が起こっていたのです。スプロケットの歯を見てみると、チェーンが掛かる歯の山部分が摩耗して傾斜がなだらかになっていました。これが原因でペダルを強く踏み込むとチェーンがスプロケットの歯の山部分を乗り越えてしまう「歯飛び」といわれる症状が起きていたのです。原因が分かったという事で、近いうちにリアスプロケットの交換をしたいと思います。


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著者:ねこ

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