秦野市の水無川沿いにある歴史博物館に訪れました。場所は、水無川の右岸に位置する「秦野市堀山下380−3」にあります。
博物館は「桜土手古墳公園」内にあり、入館料は無料でした。博物館の建物前には駐車場が23台分あり、こちらも無料で駐車可能です。事前連絡をすれば、大型バスでの来館も可能という事でした。
館内には、秦野の有名な産業であった葉タバコの耕作についての展示がありました。
この写真に写る不思議な穴の開いた長いパイプは、「点播機(てんばき)」という種を蒔く道具です。
出荷するタバコの葉を、専売公社の規格に合わせて荷造りする方法が説明されていました。
こちらの大きなノコギリは山仕事の際に使われていたものです。とても大きく扱うのが大変そうでした。
こちらの大きな土器は、神奈川県の重要文化財に指定されている弥生時代前期の土器です。この土器は驚くことに、伊勢湾沿岸で作られ秦野に運ばれたものという説明がありました。
博物館の外はきれいな芝生の公園になっていて、数基の古墳がありました。
その中のひとつは、石室内に入る事ができます。
石室内の様子です。中は照明などは無く薄暗いですが、日中は太陽の光で難なく見学が可能でした。
石室内の突き当りは大きな石を積み重ねた壁になっていました。
横穴式石室の説明看板です。石室からは、坏(つき)や勾玉(まがたま)などが出土したことが書かれていました。
墳丘の説明看板です。桜土手1号墳の発掘時の写真も紹介されていました。
墳丘の斜面に並べられた河原石にいたカエルです。あまりにじっとしていたので、写真を撮れせていただきました。きっとカエルにとって安心できる、お気に入りの場所なのでしょうね。