神奈川県伊勢原市にある「仁ヶ久保林道」沿いにヤブ漕ぎをしながら、マイナーなピークを巡ってきました。今回のルートはざっと書くと「金比羅山~渋田山~入山~大山桜ルート~大山小学校裏」となります。
まずは、地形図に記載されていた道を表わす点線と鉄塔を目標物とし、金比羅山のピークを目指しお山の中へ入っていきます。
しばらく歩くと、おそらく鉄塔の巡視路のために設置されたであろうプラスチック製の階段があらわれたので、これを目印にしばらく進みました。
なんだかんだで、「金比羅山」の山頂に到着できました。山頂は残念ながら木々がうっそうと茂り眺望はよくありませんでした。
山頂には、四等三角点がポツンっと佇んでいます。三角点の角の漢字が旧字体で刻まれていました。
少し離れたところには石の祠の痕跡がありました。おそらく昔は、地域の方に「金比羅山」として崇められていたのでしょう。祠の屋根とその一部を残した姿は少々淋しく感じられました。
小ピークを巻きながらも忠実に尾根沿いを進みコンクリート舗装の作業道に出ます。この作業道を進むとアスファルト舗装された「仁ヶ久保林道」に合流出来ました。
「仁ヶ久保林道」に合流してすぐに、北東斜面のヤブの中にある踏み跡をたどりお山のへ入っていきます。
しばらく進むと、林道への落石防止のネットがありました。巨岩をかなり強固にネットで固定しているようですね。安全を確保しながらも岩を撤去せず残してあげる優しさに心温まりました。
そして、このルートは季節がら藪とまで行かないまでも小枝や灌木が鬱陶しいくらい多かったです。真夏には草木が茂り藪が濃くなりそうですね。
本日2つ目の三角点に出会いました。近くの木には三角点の詳細が記載されたラベルがありました。
それによると、「点名:入山 等級:3等 標高:472.4m」となっていました。この三角点から先のルートが、笹と棘のある灌木でうんざりするほどの激藪でした。
15分ほど激藪と格闘し笹ヤブ地帯を過ぎると、仮払された歩きやすい道に出てほっと安心します。ここからは舗装路とわりと踏まれた登山道を歩いていき、大山桜へのルートに合流します。
そして、この道をどんどん下って行き大山小学校が近くなるとコンクリートの道が出てきます。
ここまで来ると大山桜ハイキングコースへの分岐の標識も現れます。
そして大山小学校の裏を抜けて大山道へ合流し、本日のバリエーションルート山行は無事終了です。バリエーションルート歩きは、通常の登山道に比べてナビゲーションに時間がとられたり草木が茂った薄い踏み跡をたよって歩いたりと苦労が多いですが、新たな発見があったり楽しい面も多いですね。