先日の【伊勢原市】仁ヶ久保林道沿いの稜線をヤブ漕ぎに続き、またまた伊勢原市の日向界隈を楽しんできました。神奈川の林道の中でもマイナーな方に入ると思う「仁ヶ久保林道」と、そこそこ知られている「日向林道」を繋いで、大山街道から日向地区に抜けてみました。ちなみに、神奈川県には他にも小田原市の久野地区に「日向林道」がありますが、今回訪れたのは伊勢原市にある方の「日向林道」です。
さっそく旧大山街道から「仁ヶ久保林道」へ向かいます。林道への入口は、這子坂バス停とお寺の間にある交差点を北に入り道なりに進みます。
しばらく道なりに進むと最初の林道ゲートが現れます。ここのゲートは事前に調べていた通り片側が開いています。昼間は常時開いているようですが、夜間は害獣対策のため締めてしまうのかもしれませんね。
ゲートの扉には「この扉は有害鳥獣の対策用です。扉を開けた方は必ず閉めてください。」との看板がありました。ゲート内には数件の家屋などがあったので、閉鎖しているわけではなく開閉可能のようです。
扉の開放側の固定状況。針金と金属製フックで電柱に固定されていました。
ゲートを入ってすぐの広場にはイノシシ用の罠が仕掛けてありました。イノシシが箱の中のエサにつられて入ると扉が閉まる箱罠というタイプでしょうかね。
さらに進むと「仁ヶ久保林道」第2のゲートが現れます。ここは扉が閉まり施錠されていますが、ハイカーはゲート脇のコンクリート舗装の所から通れるようになっていました。
2つ目のゲートから先の林道内には一般車が入ってくる事は無いので、とても静かで小鳥たちも多くいました。また、この日はヤマブキの花が満開をむかえていました。
林道は、くねくねとカーブが続きながら少しずつ標高をあげていきます。
途中には少し開けた場所があり、里山の眺望がすばらしかったです。
「仁ヶ久保林道」に訪れた方たちからは、名物ともいわれている「勾配表示標識」です。林道内に多数設置されています。ここの表示は12.7%となっていました。勾配表示で小数点以下の表示ってめずらしくないですかね。
林道最高地点付近では眺めがグンとよくなり、ちょうどよい休憩ポイントになります。
そして、「仁ヶ久保林道」と「日向林道」の交差点です。ここにも小さなゲートがあります。ゲートの先は「日向林道」でT字路になっていて、左は大山方面の「雷神社」へ向かい、右は日向方面への下りです。今回は日向方面の右へ向かいます。
「日向林道」の途中で見えた山肌には、ピンクの花をつけるヤマザクラが見頃で美しかったです。さらに、「日向林道」を下って行くと現れる名もなき滝。小さいけど美しい滝で、夏場は水浴びをしてクールダウンとか気持ちが良いのではないでしょうか。
そして最後のゲートを抜けると日向地区へ出ます。ゲートを出た先の左手には堰堤があり、パイプから水が流れ出ていました。
今回訪れたコースは、日向側に大きな駐車場があるので、車などでアクセスするなら日向側からのアクセスにした方が良いと思います。「日向林道」から登り「仁ヶ久保林道」を下り登り返して、「日向林道」でまた元の場所に戻ってくるというピストンコースがお勧めです。