黒岳(愛鷹山)に山神社側から登り愛鷹山荘を訪れる。

2020年6月19日

登山

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山神社側の30台ほど停められる駐車場に車を置き、砂利がひき詰められた駐車場の道路挟んで反対側にある木製の鳥居をくぐって登山道に入っていきます。登山道に入るとすぐに苔むした岩がゴロゴロした歩いていて気持ちの良い登山道歩きになります。
40分ほど上っていくとポツンと現れる「愛鷹山荘」。門扉もあり戸建てのような雰囲気のある山小屋ですが、現在は管理人は居ないようで無人で無料開放され、避難小屋のように使われていました。トイレは別棟にあり昔の汲取りトイレ方式のボットンです。
山荘内は入口のドアを開けるとすぐ土間があり、左側に囲炉裏がありヤカンが自在鉤にぶら下がっています。注意書きには「火を消す時には水を掛けないで」とだけ書いてあったので、火事に注意しながら使っても良いと思います。ちなみに水場は小屋の裏手の登山道脇にあり、柄杓と手動灯油ポンプがありましたがましたが、訪問時は涸れていました。水場の水源と思われる沢筋には表層水程度の水流があったので、時間を掛ければ水を確保できると思います。しかし水場と沢筋ともに上流側には黒岳へ続く登山道があり、生水としての利用はさけ、最低でも煮沸した方が良いと感じました。
土間の奥にはカーペット敷きの床があり、つめれば7~8人ほどが寝られるスペースがあり、その他に座布団と毛布もあり無人小屋なのに快適に過ごせそうです。室内も整理整頓されゴミなど無くキレイに清掃されているので、おそらく地元有志の方々により定期的にメンテナンスされ守られている山荘なんだなぁと心温まりました。また「愛鷹山荘ノート」という記帳ノートがありました。
愛鷹山荘について少し気になり帰宅後に調べてみると、2008年頃までは管理人もいて営業していたようです。山荘の創設者はもう亡くなられていますが、文化人とも交流が深く地元では有名な方だったようですね。
愛鷹山荘から5分も登れば富士見峠と言う、黒岳と越前岳の鞍部に出ます。周辺には杉の巨木があちらこちらに点在していて幻想的です。
富士見峠から20分ほどで黒岳山頂に到着します。山頂は広い草付きの広場になっていて、ベンチとテーブルが2セットありました。広場からは富士山の眺望もよく休憩するのには良い場所です。訪問時は富士山には雲がかかり残念でしたが、晴れた日の早朝や夕方など雲が切れれば最高の景色が望めるのではないでしょうか。
富士の絶景は見れませんでしたが、黒岳山頂の名物であるサンショウバラが咲いているのを見れたので良い山行になりました。


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著者:ねこ

読んでいただき ありがとうございます。 自然の中で過ごす事が大好きで、おもに登山やトレランやっています。体力維持のために自転車やランニングも気晴らし程度に楽しんでいます。 また、100円ショップやホームセンターなどを巡りアウトドアに流用できそうなアイデアを考える事も好きですね。さらに詳しくは⇒About us

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