神奈川県中郡二宮町にある「二宮漁港海岸」とも呼ばれる「梅沢海岸」に行ってきました。ここに訪れた理由は、西湘バイパスを走っていると「西湘二宮IC」と「橘IC」の中間あたりで、海岸線に見える突堤というのか堤防のような施設が気になっていたからです。
この堤防のような施設について事前に調べてみたところ、海岸線から海に突き出るようにヘッドランドといわれるT字型の突堤を作り、潮流により砂を堆積しやすくして海岸浸食を防ぐために設けられた施設だという事が分かりました。
そしてその突堤のある場所は「梅沢海岸」という場所で、小さな漁港になっていて漁船があったり、地域の方々の海水浴場など憩いの場所にもなっているようでした。
つづいて本題の気になっていた突堤です。釣り人からは「梅沢堤防」と呼ばれ、なかなか良い釣り場ポイントで人気があると聞きました。梅沢堤防の付近ではクロダイやイシダイが釣れるそうですよ。
堤防の長さは目測でおよそ100m弱というところでしょうか。海面からの高さが無いため大潮の満潮時などは水没してしまうのではと思うほど海面が近く感じます。海が荒れたら危険なので近づかない方が良いでしょうね。堤防の先端は、コンクリートの高い壁になっていて3~4mくらいはありそうに見えました。
海岸線にもどり西側(小田原側)の風景です。ビーチは砂利混じりの砂浜といった感じでした。どちらかというと波打ち際が砂が多くて、山側が小石や砂利が堆積している海岸です。レジャーシートなどを敷く際に、砂浜の部分の方が良さそうに感じますが、潮が満ちてくると波が打ち寄せてくるので山側に敷く方が良いと思います。
そしてこちらが、東側(大磯側)の風景で砂浜は同じような感じですね。この海岸の良い所は急に雨が降ったとしても、海岸線を走る西湘バイパスの高架橋が屋根代わりとなり雨宿りが出来るという所です。
海岸に戻ると足元には、クレヨンか何かで描かれた可愛らしい石が積んであるのが目に入りました。近所の子供たちの作品でしょうか、なんだか心温まる風景ですね。
最後になりましたが、梅沢海岸へ向かう道にはゲートが設置されていて、高波時などは閉鎖されているようです。ゲートを通過すると砂利が敷かれた無料の広い駐車スペースがあり、東端には公衆トイレの建物が2棟ありました。建物の1つは男性用トイレとなり、もう1つは女性用トイレと多目的トイレの建物になっています。