少し前から金運のパワースポとして、SNSなどで話題になっている「新屋山神社」の奥宮に行ってきました。富士山にある金運神社といえば、新屋山神社という人が多いのではないでしょうか。
この神社の場所は、富士山の北麓を走る林道「滝沢線」を8.4kmほど登ったところにあります。林道から社殿などは見えにくいので、「新屋山神社 奥宮」と表示された看板が林道の左側に設置されているので目印にするとよいです。ちなみに駐車場は無いようで、みなさん路肩の余地に駐車しているようでした。
林道は舗装された4.5m~5.0 m幅の道で、乗用車同士なら問題なくすれ違う事ができます。路面の状況は舗装はされていますが、あくまで林道という事なので枝や小石が落ちていたり、アスファルトが剥がれ小さな陥没があります。大型トラックなど工事車両も通る道路なので、カーブなど見通しの悪い所ではスピードを落として対向車に注意してください。
神社の境内は周囲を富士山麓の木々に囲まれ、大自然の空気を感じることが出来きました。境内には御札などの授与を行う社務所と、写真に写る赤い鳥居の奥に社殿があります。
社殿に向かって右側の木々に囲まれた中に、小さない石造りの祠があります。この祠は先述の社務所や社殿に比べ、祠の石材表面の感じや彫られた文字から、かなり歴史が古いものと思います。
SNSなどでは、この祠の周りを3回周って手を合わせお参りをすると、願いが叶うと話題になっているようですね。そのため多くの人に歩かれてた祠の周囲は、円形に跡が付いていました。しかし本来はそのような事はなく、公式サイトにも次のような注意書きがありました。 “お社は回らずに正面で2礼2拍手1礼の作法でお参りください。回ると不敬にあたります”
ちなみに今では金運のパワースポットとして人気を集めていますが、地元の方のお話しでは “山の神様” と呼ばれ林業や農業の神様としてや、大工さんなど職人さん達の守り神として信仰されていたそうですよ。
林道から神社への入口にあった看板が、地図好きとして個人的に気になったので写真を撮りました。どうやらこの看板は県有財産を賃借人(借りる人)が、借りているという事を示す掲示物のようです。この土地の賃借人や貸付期間、地目や実測面積などの情報が記載されていました。
特に所在地の「富士吉田市 大字 上吉田 字 侭」の最後の漢字 “侭” って、なんて読むのか気になり調べました。するとココの近隣を走る林道(滝沢線と吉田口登山道の馬返しを繋ぐ林道)が、「県営林道 侭下 線」という名称で読み仮名 “ママシタ” が付いていました。また宮城県にも “侭ノ上” とかいて “ママノウエ” と読む地域があります。その事からおそらく “ママ” と読むのだと思います。
「新屋山神社 奥宮」の場所を探す際は、 “山梨県富士吉田市大字上吉田字侭5615番” または通称の “へだの辻” を使うと見つかると思います。