開通したばかりの南足柄市「矢倉沢地区」と箱根町「仙石原地区」をつなぐ、「箱根金太郎ライン」と呼ばれる県道731号線に行ってきました。ここが全面開通したのは先月の2021年4月28日午前10時で、予定では昨年の春の予定でしたが自然災害により工事区間の崩落があり、開通までの通行止め期間が延長されていました。
この「箱根金太郎ライン」は総延長10.9kmあり、極端に急な勾配の場所は有りませんでした。また元は林道だった道を整備し県道にしたため、道幅が狭い場所や見通しの悪いカーブがあるので対向車や二輪車などには十分注意してください。一応ところどころに退避所が設けてあります。
この道路の面白い所は、写真中央に写る距離表示看板です。これは1kmごとに設置されていて “4/11” のように総延長11に対してどのくらいかを示しています。とてもユニークな形をしていて、おそらく金太郎の持っているマサカリの形をイメージしているのだと思います。
こちらは小さいですが、キロポストもマサカリの形です。
そして所々に設置された、箱根金太郎ラインの大きな看板が目をひきます。南足柄市と箱根町のイメージキャラクターが両地域の名物を紹介しています。
金時隧道の手前(南足柄側)に位置し、ちょうどこの道の峠にさしかかる所にはパーキングエリアが出来ていました。
以前は車が数台停められるくらいの駐車余地程度しかなかったのに比べると、かなり広くなり駐車スペースが増えて利便性が良くなりました。
バイク用の駐輪スペースもしっかりと枠取られて設けられています。自転車ラックがないのが残念です。ヒルクライムに挑むサイクリストがけっこう登って来ていたので。要望が多ければ今後設置されるかもしれませんね。それと注意点が1つあり、今のところこのパーキングエリアにはトイレが無いので途中で済ませてから来ることをお勧めします。
パーキングエリアの東側には、周辺の観光案内マップが設置されていました。
西側には箱根金時ラインの紹介看板があり、イラストは県立小田原城北工業高校デザイン科の生徒さんの作品という事が書いてありました。素敵な思い出になりますよね。
パーキングエリアの南側には、金時山と明神ヶ岳へ続くハイキングコースの入口がありました。金時山へはおよそ40分ほどで登れるとありましたが、ハイキングにしては少々健脚の方のコースタイムだなぁと感じました。ゆっくり歩いて1時間もあれば十分ってところでしょうかね。足柄峠から金時山に登るのと比べると、ほんとうに僅かですが楽に感じました。