三浦市にある「黒崎の鼻」と呼ばれ、まあまあ有名な景勝地になっている岬へ訪れました。場所は京急の三崎口駅から海を目指し、約1.7kmくらい北西方面へ進んだ所にあります。目印になる建物などが無いため、迷いやすいので地図を見ながら進む事をおすすめします。
広大なキャベツ畑の中を抜ける農道を、ひたすら海岸方面へ進んでいきます。この広い畑に囲まれたのどかな道が、三浦らしい風景で私は好きなのです。
農道の突き当りは写真のような行き止まりになっていて、地域の農家さんの野菜くず置き場になっている広場があります。ここを写真内に書き込んだ矢印のルートを歩いて、海岸方面へ続く笹ヤブについた道を下って行きます。
大人の胸くらいの高さがある笹ヤブに囲まれた道を歩くのは、なんだか童心に返った気分になれ新鮮でした。
歩いてきた笹ヤブを振り返ると、草原風のワイルドな絶景です。ここによく訪れる方のお話では、ドラマや映画などのロケ地としても使われているそうですよ。
岬の先端方面の景色もとてもステキで、なんだか北海道の知床みたいな風景ですね。そして「黒崎の鼻」は、丘のような容姿と雰囲気で定型的な山の姿とは違って見えますが「かながわ100名山」に選定されるくらい素晴らしいロケーションです。
岬の先端は断崖になっていて、その少し手前には「漁港区域 ト点」と刻印された標識鋲が打ってありました。
断崖の下から海に向かっては、岩礁が続いていました。岩礁地帯には潮がひいている時であれば、歩いて渡る事ができそうです。
今回は潮が満ちて来ていたので岩礁の先までは行かず、断崖の下から崖を見上げて写真撮影しました。
断崖の下からは、高波と風食により浸食された荒らしい岩壁を観察できます。この地層のような模様と、自然の力によりえぐられた岩の表情に迫力があり、地球の雄大さを感じました。