こちらの記事を含め、複数に分けていた相模八景の記事をひとつの記事(「相模川八景」を少しずつ巡っています。)に統合しました。
「相模川八景」というのは、1986年(昭和61年)に「いきいき未来相模川プラン」の策定にちなみ、県民の投票をもとに県と相模川沿岸に位置する市や町により、眺望の美しい場所を8ヶ所選定したものです。
選定された地点には、モニュメントやその地についての説明看板が設置されています。そしてモニュメントや説明看板には、金属製の凹凸のあるパネルが設置されていて、紙を当てて拓本を取ることができます。金属製のパネルには相模川とそれぞれの地を連想させる絵が刻まれていて、デザインのなかに文字が一文字刻まれていて8ヶ所集めると「さ・が・み・が・わ・八・け・い」となります。ちなみに、「相模川八景」に選定された景勝地は次の8ヵ所です。
- みどりの中の相模湖
- 津久井湖と津久井城址
- 美しいアーチの小倉橋
- 水郷田名と高田橋
- 八景の棚と河岸段丘
- 三川合流点と大山
- 寒川宮山の富士
- 湘南潮来と河口
今回は、そのうちの一つ「寒川宮山の富士」に訪れました。モニュメントがある場所は、神奈川県高座郡寒川町一之宮に位置する「川とのふれあい公園」内の寒川浄水場取水堰側にあります。
モニュメントは花壇が円周状に配置され、中心部に向けて十字に通路が配置され中央部が周囲より少し高くなっていました。
その高くなった通路の中心部には、相模川八景「寒川宮山の富士」の浮世絵と説明が記載されたタイルが埋め込まれていました。
そして、そのタイルの右側には「相模川の交通」についての説明パネルが埋め込まれた石柱が設置されています。
左側には、拓本が取れる金属製パネル(“い”の文字入り)が埋め込まれた石柱が設置されています。
モニュメントの遠景です。天気が良ければここから富士山が見えたはずですが、この日は残念ながら雲が厚くて見ることができませんでした。モニュメントが設置されている場所の周囲は、芝生の広場となっていました。