数日前に修理していたウィンカーリレーを「スペイシー100」に取り付けるついでに、メータランプをLEDに変更しました。
「スペイシー100」のメーターランプを交換する際のランプへのアクセスは、メーターを囲っているカールの前方側を外すだけで可能です。その際に電球(T10ウェジット球)のホルダーをメーターアッセンブリーから引き抜くのに多少苦労しました。もしかしたら、工程は増えてしまいますがカールすべてを外した方が作業性は良いのかもしれません。ただし、元に戻すのが結構大変そうですよね。
今回は、燃料計側のメーターランプと、速度計側のメーターランプをLEDタイプの電球に交換しました。参考までに「スペイシー100」のメーターに付いているインジケーターランプなどは、配線図によるとウィンカーインジケーターランプが2個とメーターランプが2個あり、それらには「直流」の電力が供給されています。そして、ハイビームインジケーターランプには「交流」が供給されています。
そしてウィンカーインジケーターランプは、ウィンカーとウィンカーリレーの間に入っているので、これをLEDランプに変えてしまうと、ウィンカーの点滅が早くなるハイフラ現象が起こる可能性があります。またハイビームインジケーターランプには前述のとおり「交流」が流れているので、直流専用のLEDランプでは故障の原因になります。
では、さっそく今回入手したLEDランプの紹介です。今回は送料が無料だったヨドバシカメラで「LEDウェッジ球 T8/T10 広角CRD 白 2個入」という商品を税込み333円で購入しています。
ちなみに送料を考えなければ、Amazon(バイクパーツセンター LEDウェッジ球 白 2個 T8/T10 広角CRD)の方が安かったです。おなじバイクパーツセンターが取り扱っていて、商品名や外観もほぼ同じなので、おそらく同一の商品ではないかと思います。
上の写真が、交換前の「白熱球タイプ」のT10ウェッジ球使用時の燃料メータです。給油マークとインジケーターがオレンジ色に明るくなっています。
上の写真が、交換後の「LEDタイプ」のT10ウェッジ球使用時の燃料メータです。白色LEDに交換したので、白色に明るくなることを期待していたのですが、メーターにもとから塗られていたフィルター色との組み合わせで紫色の光になってしまいました。ちなみにLED単体での発光は、白色である事を確認しています。
発色は期待していた色とは違いましたが、わずかですが省電力化によりバッテリーへの負荷低減に繋がったのではないでしょうか。スペイシー100の上記2つのメーターランプはメインキーをONにすると常時点灯なので、この省電力化によりバッテリーを少しでも長く使える事を期待しています。
最後になりましたが、今回の作業で知ったことを記録しておきます。今回購入したLEDウェッジ球は、CRDという定電流ダイオードが内蔵されているタイプでした。そのためLEDをチェックするのに、抵抗値を測るテスターによる導通チェックが使えませんでした。今までのLEDウェッジ球はバッテリー電圧の12VからLEDに適した電流にするのに抵抗器のみが付けられている事が多かったので、極性を合わせてテスターで導通テストをするという確認ができました。今回はそれができなかったので動作確認は、実際に極性を合わせて取り付けてみる方法で確認しました。