金時山の北側斜面の一部が2020年7月11日から12日の間に発生した崩落により、山頂直下に設置された階段や登山道も一部崩落したため登山できなくなっています。
先日、別ルートで登って来られた方より崩落個所のお話しや写真をいただいたので、忘れないうちに備忘録として残しておきます。現状は踏み跡や仮設ロープなど残置されていますが、あくまで正式なルートではなく通行止めとなっていて登山は出来ない状況です。
まずこちらの写真は崩落個所の発生点という事でした。写真から見ると大量の雨により山体の表層が崩落したようにも見えますね。
こちらは、崩落した土砂が流れた登山道と土石と共に流された階段です。だれかが登山中の崩落でなくて良かったですね。
こちらの写真は、崩落した登山道と並走するように付けられていた新しい踏み跡という事を聞きました。アルミ製の脚立ハシゴやトラロープが残置されていますね。
岩場部分には無数のトラロープが残置されている状態。しかし岩の表面はツルツルとしていて滑りやすく、岩登りに慣れていないと滑落の危険が予想される。
草付き部分は多くの踏み跡により樹木の根が露出している状態です。このまま植生の保護をしないと、こちら側の踏み跡も大雨が長く続けば崩落する可能性が出て来そうですね。
以上、このような状態から更なる崩落に巻き込まれる可能性や滑落等の危険から、このルートでの登山は出来ない形になっていると思われます。できるかぎり早い復旧を願うばかりです。
ちなみに、このルート以外で最寄りの金時山へのルートだと、はこね金太郎ラインで金時見晴パーキングまで行き、そこから矢倉沢峠経由で金時山へ登れます。歩行区間はコースタイムでさほど差はありません。