「しとどの窟」から新崎川へ下り「六方の滝」を目指す

2021年3月25日

ハイキング 箱根エリア

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湯河原町にある「しとどの窟(しとどのいわや)」と、幻の滝と言われる「六方の滝」を巡るハイキングルートを計画し歩いて来ました。
スタート地点は椿ライン(県道75号線)の途中にある「椿台レストハウス」前です。地図にはレストハウスと記載されていましたが、現在レストハウスは営業はしておらず公衆トイレと展望台が残るのみです。駐車スペースは15台ほど停められそうでしたが、休日にはバイクの駐車も多く、満車になることもあり早めに到着することをお勧めします。
レストハウスの先に現れるトンネルを抜けると「白銀林道」へのゲート前に出ます。ゲート前は広場になっていて石碑や石灯篭がたくさん設置されています。この広場から「しとどの窟」への案内標識にしたがい、急な下り坂を下って行きます。
急な坂を下りきり少々登り返すと、「しとどの窟」に到着。
大きな岩壁の麓に洞穴があり、無数の石仏が安置されていました。岩屋の中はヒンヤリと冷たく荘厳な感じです。「しとどの窟」を後にして、幕岩方面である新崎川が流れる谷を目指しさらに登山道を下って行きます。
新崎川沿いに出ると道は、舗装路に変り歩きやすくなります。道端にはスミレがたくさん咲いていました。川と並走する舗装路を上流側へ進み詰めると進入禁止のゲートが現れるので、ゲート手前にある登山道入り口から白銀林道へ出ます。
上の写真は白銀林道に出たところです。写真内の矢印のように林道を横切り反対側の登山道へ向かいます。
ここが「六方の滝」へ向かう登山道の入口です。
しばらく山腹を進むトラバース道が続き、小さな沢を何度か渡渉します。
徐々に高度を上げていき、眼下にには美しいナメ滝が見えました。今度来るときには、沢伝いに詰めていくのも面白いかもしれませんね。
地形図的には「六方の滝」付近に着きました。地理院地図の支沢が2本流れ込むところです。この場所は実際には3つの滝が流れ込んでいました。
右の滝。
水量豊富な荒々しい滝でした。これを「六方の滝」と間違えて、ここで引き返してしまう訪問者も多いようです。
左の滝。
藪に覆われ水量は少な目ですが、なかなかの見栄えがあります。
中央の滝。
3本の中でも一番の落差があり、これはこれで白龍のようで魅了的な姿でした。
本物の「六方の滝」へは、中央の滝の左岸側(写真のオレンジ色の線)を登っていきます。残置ロープが目印になります。このロープを使って慎重に登ればさほど危険はないと思いますが、不安定な石もあり落石には十分注意してください。
登りつめて藪の中を進むと、目の前に現れる「六方の滝」の姿に圧巻されます。
滝の下から斜めに見上げてみると、柱状節理の岩が階段のように見えます。
そして… せっかくなので動画も撮影してみました。
柱状節理の荒々しいが岩壁を流れ落ちる水しぶきが最高に美しく、岩肌との共演が自然の雄大さを感じさせてくれました。
滝の脇には、柱状節理の崩落によりできた洞穴を見つけました。中は暗くてよく見えませんが人が、入れそうなほどの空間が開いています。洞穴内が気になりましたが、またいつ崩落するか分からないので、怖くて入れませんでした。

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著者:ねこ

読んでいただき ありがとうございます。 自然の中で過ごす事が大好きで、おもに登山やトレランやっています。体力維持のために自転車やランニングも気晴らし程度に楽しんでいます。 また、100円ショップやホームセンターなどを巡りアウトドアに流用できそうなアイデアを考える事も好きですね。さらに詳しくは⇒About us

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