クロスバイク「ESCAPE R3」の後輪タイヤが摩耗して、タイヤの構造を支えるカーカスという繊維状の心材が見えてくるようになりました。これ以上摩耗するとパンクだけでなくタイヤの断裂などにもつながるため、今回はタイヤの交換をする事にしました。
そこで、新しく交換するタイヤとして選んだのがPanaracerの「CLOSER PLUS」というタイヤです。このタイヤはそこそこ快適に走れて価格も納得できるコスパの良いモデルとして、口コミサイトなどでサイクリストに支持されていますね。今回このタイヤを選んだ理由としては価格のほかに、ZSGコンパウンドという耐久性と耐摩耗性を強化したコンパウンドと耐パンク性能を向上させるPRベルトを採用しているところです。
ちなみに今回はAmazonにて「Panaracer CLOSER PLUS 700×25C」を購入しました。届いた商品は、大きく丈夫な紙袋に台紙で補強された所に、このパッケージ箱が納められていました。丈夫なタイヤなのに丁寧な梱包で、安心感と少々恐縮もありですね。
さっそくパッケージの箱を開けてタイヤを見てみます。タイヤは写真のとおり折りたためるタイプのタイヤで予備としてサイクリングに携行する事も可能です。重量はパッケージ箱のラベルに220g(ave.)と記載されていたので、平均値で220gという事でしょう。
そして、折りたたまれていたタイヤを広げて見てみましょう。写真内の上段がタイヤの外側(地面に接する側)で、下段が内側(チューブに接する側)になります。外観上は他のタイヤと比べても特に変わったところはなく、一般的なスポーツサイクルのタイヤです。トレッドのパターンは、ザラザラとしたサメ肌タイプでした。
余談になりますがスポーツサイクルに乗り始めたころは、このサメ肌タイプのトレッドパターンは溝が切ってあるタイプのトレッドパターンに比べて雨の日に弱いと思っていましたが、実際に雨の日に乗る経験が長くなると両者に大きな違いは感じられず、タイヤよりも路面の状況の方が影響が大きいと感じています。確かに自動車のように接地面の広いタイヤの場合は、タイヤに刻まれた排水効果を狙った溝の効果がグリップに大きな役割を果たすのでしょう。ただし、自転車でさらにスポーツサイクルの高圧タイヤとなると接地面が小さく、タイヤ表面に刻まれる浅い溝の有り無しは大きな違いを生まないのではと推測しました。
話しがトレッドパターンにそれてしまいましたが、ではこのタイヤを取り付けた感想へと移ります。ホイールへの取付に関しては、事前の情報では硬いとの意見を目にしていましたが、このタイヤに関してはそのような事は無くタイヤレバー無しでも組み付ける事ができました。実際の走行に関しては、取り付け後に5kmほど試走してみたところ以前のタイヤに比べて軽い事もありますが、漕ぎ出しが軽くなり加速時や上り坂でのペダリングが軽くなった気がします。耐久性については、もうしばらく走ってみてレビューしたいと思います。
整備時積算走行距離:17202km