丹沢へ「サガミジョウロウホトトギス」を見に行ってきました。

2017年9月14日

バリエーションルート 丹沢エリア

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表丹沢へ「丹沢の貴婦人」と言われる「サガミジョウロウホトトギス(相模上臈杜鵑草)」を見に行ってきました。今では自生地での数が減ってしまい希少種となっています。しかも、この時期の限られた場所でしか見れないと聞いていたので、数年前からずっと行ってみたく温めていた計画です。そして、この時期の丹沢エリアはヒルが多いため今回は念入りにヒルに血を吸われない様に対策をして「サガミジョウロウホトトギス」を見に行ってきました。

目的のとある沢に到着し、ちょうど見頃の「サガミジョウロウホトトギス」を発見する事が出来ました。艶やかな花びらの美しさが写真でも伝わるように撮ってみましたが、美しい黄色い発色を再現できませんでした。実物の美しさは、ぜひ現地に訪れて実感してみてください。

こちらは、お花を下からのぞくいたところです。透けるような黄色の花びらに褐色の斑点が美しいです。

こちらのサガミジョウロウホトトギスは、普通のホトトギスと並んではえていました。通常のホトトギスは上向きに花が咲くのと比べ、サガミジョウロウホトトギスは下向きに花が咲くので、鑑賞する際は近くまで近づいて斜め下から見るのがおすすめです。普通のホトトギスも十分きれいですがサガミジョウロウの美しさを知ってしまうと、毎年でも見に行きたくなってしまう魔力があります。

しかし一番の難点は、この時期のこの場所はとてもヒルが多く、高確率で吸血被害にあってしまいます。まさに蛭の巣窟といった感じのエリアです。絶対にヒルに吸血されないとまではいえませんが、以下のようなヒル対策をして晴れの続いた日に行けば大丈夫です。

  1. 靴下に塩水を霧吹きなどでスプレーする。(皮膚の弱い方は適宜考慮してください)
  2. 長めの雨靴を履き雨靴に忌避薬(ヤマビルファイターなど)をスプレーする。
  3. 休憩の際はザックなどの荷物を地べたに置かない。
  4. できるかぎり乾いたところを歩く。
  5. 定期的にヒルが付いていないかチェックする。

特に枯れ葉の詰まった場所など湿った茂みを歩いた後や、休憩中などはヒルが這い上がってきていないか時どき注意した方が良いですよ。乾いた土や石がむき出しの所では、あまり気にしなくても心配ありません。

今回のコースについては、戸沢の出会からスタートし表尾根の縦走路に取り付くバリエーションルートでした。ちなみに花の咲いてる詳細な場所は、植生保護のため公開してはダメなようですから、詳しいルート説明などは控えさせていただきます。

ちなみに、ビジターセンター等でも詳細な場所の情報は提供していないそうですが、この時期の戸沢にいるカメラを持った登山者に聞くと教えてくれることが多いです。だいたいの方がこの花を見ることを目当てに来ていますからね。


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著者:ねこ

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