最明寺史跡公園にある「からさわ古窯跡群」から移築された登り窯

2021年3月21日

散策 寺社史跡

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桜の名所として知られる最明寺史跡公園には、1982年に東名高速の拡幅工事の際「からさわ古窯跡群」から移築した登り窯があります。公園の場所は神奈川県足柄上郡松田町松田庶子に位置します。ちなみに地名の “庶子” は “そし” と読むそうです。

公園管理棟の向かいの斜面に移築された窯は、奥行きというのでしょうか長さが約7mあり、幅は約2mの登り窯で傾斜は45度程ついていました。保護のための柵の間から見える四角い穴が、薪をくべる焚口で主に松の木が薪として使われていたそうです。

釜の天井部分は自然崩落により無くなっています。そのおかげで窯内部を見る事ができ、階段状の構造(9段)になっているのが分かりました。この登り窯は主に屋根瓦を焼いていたようで、一度に150枚から200枚は焼く事ができたと思われると、案内板に書いてありました。

公園には写真のような調整池があり、数種類の野鳥が来ていました。とても静かでバードウォッチングにも良い場所ではないでしょうか。

桜の古木がいい雰囲気の広場にはベンチとテーブルがあり、桜の咲く頃はお花見なんかするのに良いのではないでしょうか。最明寺史跡公園までのアクセスが少々分かりずらいのもあり、花見客で大混雑することも少ないと思います。のんびりお花見するには勧めなスポットではないでしょうか。


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著者:ねこ

読んでいただき ありがとうございます。 自然の中で過ごす事が大好きで、おもに登山やトレランやっています。体力維持のために自転車やランニングも気晴らし程度に楽しんでいます。 また、100円ショップやホームセンターなどを巡りアウトドアに流用できそうなアイデアを考える事も好きですね。さらに詳しくは⇒About us

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